
心に傷を受けた瞬間って覚えてますか?
ナイフですっと切られたようなあの感覚を実感したことありますか?
不思議なもので切り口は鋭利で細長く鋭いものなのに
身体に来る衝撃は身体全体を圧迫し
掻き乱し
目の前を真っ暗にします
心は激しく動揺し
何をしようが平静を保てなくなり
安息と一番離れたところに突き放されます
これが僕の心に傷を受けた時のイメージ
昔リストカットをしていた頃があり
そのイメージとかなり酷似しています
なぜならその傷ってのは
自らが招いた罪の痛さだから
結局僕はまたやってしまいました
あれだけもう二度と同じ過ちは犯さないと心に決めていたのに・・・
人生で何度かあった
してはいけない所業
その度に付き纏う後悔と自責
かわらぬ現実
助けてなんて甘いこと言えない
だって同じくらいの傷を僕は誰かに与えたのだから
反省なんてのは所詮都合のよい言い訳なんじゃないかとさえ思ってしまう
自分のしたことを思えば
反省
なんてそれでも甘い
その程度の自責くらいで救われると思うな!
と縛りつけるもう一人の自分
その束縛に抗えずにいる自分
大切なものを失うという罪科を背負いこもうとする自分と
自分の行いで大切なものを傷つけてしまったことへの自責の自分
自分が自分を責めたり
自分で自分を過酷にしたり
傷つけてしまった大切なものの気持ちにしたら
そんなことすら甘すぎると考える自分がここにいて
どうすることもできない
どうしたらいいのかわからない
・・・死にたくなる
後悔と後悔と後悔の中で
ある牧師さんの言葉で
あなたのしたことがもし罪のあることなら
いつかどこかの誰かがあなたを罰してくれます
あなたのしたことがもしそうでないなら
いつかどこかの誰かがあなたを許してくれます
今のオレにはそんな言葉すら役に立たない
かつてはオレを救った言葉だが
もはや今はその力を持たない
理解しあえないことや無知への恐怖や愚かさ
何度か体験してきた
許されない罪
それでも信じてきた
信じていたくて
人はわかりあえると
許されない罪はないと
互いが互いを理解しあえると
しかし自分がそれを体言できていない事実と直面すると
そんなのは理想論なのかなとか
所詮は夢物語なのかなとか
現実はもっと冷たいのかなと
崩れ落ち
泣き出しそうになる
しかし膝をつき崩れることどころか泣き出すことさえも許されない気がして
身体中が哀しみと苦しみに襲われて
内側から押し潰されそうになって
痛みを体験したものは他者の痛みを理解できる
なんて言うけれど
それは100%ではないのかもしれない
少なくともオレはわかってやれてない
できてない
だから平気で人を傷つけてしまう
何度も
何度も
その度に泣きそうになって
もう二度とこんなことはしないと誓っているのに
世界は平気で崩れる
なぜだろう
うまくできない
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
これしか出てこない
ダメだ
涙がとまらない
なんでだろう
自分のせいだってわかってる
自分の罪だからこれを背負わなきゃってのもわかってる
でも涙がとまらない
辛い、悲しい
自分のしたことがどんなに酷いことで
人を傷つけたのかはわかった
でも・・・もし、もしたった一言だけ
たった一言だけ言えるのであれば
許してほしい
といいたい
信じてくれていたあの人の心を傷つけてしまった
それが悲しいのは
あの人が好きだから
世界中の誰でもない
神様でもない
他の誰かじゃ意味ない
たった一人
あの人の許しだけがほしい
もう二度と
こんなことはしないから
許してほしいと・・・
罪って・・・許されるのかな。